KDDIは4月22日、デバイスメーカーや開発者向けの技術支援サイト「au OPEN DEVICE DEVELOPER SITE」をオープンしました。同社のネットワークを利用するIoT(Internet of Things)機器を開発しやすいよう、無線接続に必要な情報や相互接続性試験(IOT)の手順や評価環境なども公開するとのことです。検証体制がないデバイスメーカーや開発者でも、新たな製品や技術が開発しやすくなるということです。相互接続性試験を通過したデバイスについては、IoT向けや開発用モジュールだけでなく、SIMロックフリーのスマートフォンやタブレットも掲載します。またLTE UE カテゴリー1(Cat.1)対応のQualcomm製チップセットおよびAltair Semiconductor製チップセットが、KDDIのネットワークに対応したことを発表しました。どちらも低コストかつ低電力でIoTデバイスにも組み込みやすくなっています。実際にこれらは今までブラックボックス化されていた情報ですから、今回その技術情報サイトを公開するというのはある意味auの英断といってもいいかもしれません。これによって零細のデバイスメーカーにとっても開発がしやすくなるメリットもあり開発環境の活性化が期待できるといえるでしょう。

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25 5月 2016

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